フランス・モロッコ・日本の血が流れるハーフモデルとして、バラエティやイベントや雑誌など様々なメディアで活躍し、若年層から圧倒的な支持を得ている「紗蘭(さらっち)」。
彼女のインスタグラムのフォロワーは「26万人」にも及びます。多くのファンがいる紗蘭さんに、自身のインスタグラムのこだわり・活用の仕方について詳しくお話を伺いました。
自分の”雑誌”を作りあげる感覚で
―インスタグラムを使い始めた当初と比べて、運用方法に変化は?
紗蘭:使い始めたのは中高生のころで、トレンドには敏感だったので、新しいアプリの一つとしてインスタグラムを使っていました。ただ最初はそんなに流行っていなかったし、モデルを始めたての頃で立場をわかっていなかったのもあったので、投稿内容としては、色んな食べ物とか日常生活の写真を載せていましたね。「学校いえい!」みたいな感じで。(笑)
今は仕事上見られることが多くなって、フォロワーさんの数も増えたので、投稿内容もしっかり考えるようになったし、何より「統一感」を大事にするようになりました。みんなが「かわいい、行ってみたい!」と思うようなお手本になるように、自分の世界観を統一させて、自分の好きなこと・かわいいものを発信するようにしています。
―他のSNSの投稿内容と比べてどのような違いを持たせていますか?
紗蘭: Twitter(ツイッター)は画像付きのツイートもするんですけど、基本的にはテレビの出演告知だったり、イベントの情報発信とか、基本的に「文章だけで済む内容」を投稿するようにしていて、TikTok(ティックトック)は「最近流行りのダンス」など、結構ラフな動画を投稿しています。
ただ、インスタグラムは「自分の雑誌」を作る感覚で投稿をしているので、本当にお気に入りのカットだけを載せるようにしていますね。
コンセプトは”親近感ある非日常生活”
―具体的にはどのような投稿を心がけていますか?
紗蘭:”親近感のある非日常生活”をコンセプトにして、投稿内容を考えています。例えば「スタバの新作飲みました!」とか親近感ある投稿も載せつつ、普通同年代の子だったらそんな頻繁には行けない海外旅行の写真など、非日常感ある生活の投稿をすることで、みんなが憧れをもってくれて「私もそこ行ってみたい!」と思ってもらえたらいいなと思っています。
最近は特に「韓国」に魅力ある素敵なお店が多いですね!韓国でみんなが見たそうなものを自分で考えて、おしゃれなカフェに行ったり、かわいいものを買ったりするようにしています。
「紗蘭ちゃんにこれ食べてほしい!」っていうリクエストがあったり、みんなが喜んでくれそうなものを考えるようになってからは、国内国外問わず、よりアクティブに足を運ぶようになりました。
―本当にフォロワーさんのことを強く意識されてるんですね!投稿する写真にはどうこだわっていますか?
紗蘭:私自身「ピンク」が大好きなので、画像加工の過程で使うアプリやフィルターを全部統一させて、好みのピンクの世界観を作っています!
見てもらえるとわかりますが、ファッションはいつもどこかにピンクを入れています。もしモノクロの服を着ていたとしても、バッグをピンクにしたり。あとはピンクのカフェに入って自分をアクセントにするなどして工夫しています。メイクもピンクのアイテムが好きなんです。
特に気をつけているのは「背景」で、真っ黒や真っ白の場所では写真を撮らないようにしています。背景が真っ黒だと、どれだけ自分が派手な格好をしていても、パッと全体を見たときに浮いちゃって画に華やかさがなくなっちゃうので、背景含めアプリやフィルタに人一倍気をつけて、「統一感」を意識しています。
仕事やコミュニティ作りのきっかけに
―大忙しなのに、こだわりの写真を沢山撮るのも大変じゃないですか?
お伝えしたように、インスタグラムは「自分の雑誌」と考えて作っているので、どうしても良い写真がないときは、3〜4日ほど投稿が空いてしまうときもあります。
仕事が立て続けにあったり、バタバタしていて写真を撮る時間がないときは、「撮り貯め」していた過去の写真データから「良い写真」を選ぶようにして、出来るだけ投稿の間隔を空けないように心がけています。
―更新を続けてよかったと思うことはありますか?
紗蘭:いっぱいあります!例えば自分の好きなもの、好きなことを発信しているとそれがお仕事に繋がったりします。
普段よく使っている化粧品を紹介したら、その化粧品会社さんから「今度ぜひうちの商品の撮影モデルを」とか「うちのイベント来てください」とか、特にこの1年はそういった連絡をいただくことが多かったです。もともと自分が好きで載せていたので、それがお仕事に繋がるのはすごくありがたいですね。
あとは「海外の友達」が増えるようになったことも、やっていてよかったと思います!ここ最近も、インスタで「会いたい!」と連絡をくれてた台湾のモデルの子が、ちょうど東京に遊びに来ていたので、一緒にご飯を食べたり、プリプラを撮ったりして遊びました。ただお互いの国の言葉は二人ともわからないので、多少は喋れる英語で頑張って会話したり、LINEの中国語の翻訳機能を作って、コミュニケーションとりました。(笑)
動画コンテンツへ注目
―新しく追加された機能は積極的に活用していますか?
紗蘭:インスタでいうと、最近追加された機能「IGTV」を使って、ニコルとグアムに行ったときの動画を載せました。
親近感・日常感が味わえる機能「インスタライブ」とは別で、IGTVにはPVのような雰囲気の「非日常生活」の思い出を、今後動画でまとめていこうと思っています。ハイライトのように、ずっとプロフィールページに置いておけるので、みんなからコメントももらえるのも特徴かな。
―今後のSNSの変化について、どう考えますか?
インスタグラムは、こうやって新しい機能がどんどん出て進化しているし、まだまだ続いていくと思います。あと大手の携帯キャリアからは「動画見放題」のプランを推して売り出しているし、Youtubeなど動画系コンテンツのアプリはまたこれから来るんじゃないかな、と思います。
私自身も、今後もインスタをきっかけにお仕事したり、インスタを通してもっとみんなに情報を発信し続けていけたらいいなと思っています。
―インタビューは以上となります。ありがとうございました。
ピンクの世界観で若者の注目を集める紗蘭さんのインスタグラムですが、その人々を魅了する世界観は、ご本人のインスタグラムに対する強いこだわり、 細かい工夫や努力、フォロワーの皆さんに対する熱い思いによって生まれている、ということがわかりました。
また、魅せるだけではなく、インスタグラムを通じた新たな仕事、新たなコミュニティを生み出すこの世界観は、今後のSNSに大きな影響をもたらすのではないでしょうか。そんなSNSに新たな風を吹かせる紗蘭さんの今後の更なる活躍に期待しています!